香川のゲーム規制は誰も幸せにならない

考えの浅かった頃の私は「ゲームの時間が勉強の時間になるなら本人のためになるしいいんじゃない」と賛成寄りだったが、現行案では子供の身になってみると、全くそうはならない。

 

簡単な話で、子供は娯楽のためにゲームをやってる訳で、それが不可能になっても、よりやりたさが低い娯楽(多分アニメや漫画、動画)に流れるだけだ。*1

勉強の時間を増やすには、直接、勉強の時間を増やす、つまり、他者の子供に労働を強いる条例を作らねば、目的は達せない。

 

そんな現行案では、子供にしても、本来やりたい娯楽ができず、かといって生産スキルが身につく訳でもなく、完全にマイナスで、

周りの大人、他者の子供を働かせて分け前を狙う大人のためにもならず、トータルでもマイナスである。

 

 

 

「勉強した時間と同じ時間だけコンピュータゲームOK」なら、本人のためになる可能性があるし、周りの、他者の子供を働かせて分前をもらおうとする大人のためにもなるので、現行案より良いと思う。

 

 

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ちなみに、「子供に勉強を強いる」は、子供のためになるなら、子供の代わりに大人が判断して強いるのは良い、というか、むしろそうしないと子供のためにならないと思う。

*1: そもそも、ゲーム依存解消が目的なら、ゲーム依存者だけを対象にするべきだ。